Later Baby  〜Angelの足跡〜

初めての赤ちゃんを授かった時、妊娠が発覚すると同時に「お腹の中の赤ちゃんは、残念だけど育つことはできません」・・・と病院の先生に言われました。そしてその日の内に、赤ちゃんとお別れする為の手術を受けなければなりませんでした。

初めての赤ちゃんが天使になった日。
その日の夜は、月が寒々しく氷のように見える夜でした。

その後、二人目の赤ちゃんを授かった時の嬉しさは、今でも忘れることができません。毎日がすごく幸せで、朝起きることも楽しくて、食事をする時も楽しくて、本を読む時も、夜眠る時も、何をする時でも「お腹の中の赤ちゃんと一緒だ」って・・・・・本当に楽しかった。すごくすごく嬉しかった。

たった2週間だけの「ママ」でしたが、とても幸せでした。毎日お腹をなでながら、とてもとても幸せでした。

二人目の赤ちゃんが天使になった日。
夏のお日様が、珍しく寒々しく陰って見えた日でした。

ひまりは、その二度目のお別れから3年後、子供を持つということを、あきらめた矢先に授かった天使です。前の二人の事があるので、喜びよりも不安の方が大きく、「安らぐ」ということが上手にできないままに、臨月を迎えました。

ひまりが無事に生まれてくれたのは、雷が鳴り響く日。
先の二人の欠片を抱きしめて、ひまりは私達のもとを訪ねてきてくれました。結婚7年目の夏です。夏の雷が響き渡った日の出来事です。
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